スタジオタイズ

石巻に行ってきました

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  春、震災後の余震もまだおさまらない時期に石巻へ行ってきました。実際に見た被災地はとても恐ろしい光景でした。
月並みな言葉ではとても言い表すことができない光景でした。ただただ悲しさがこみあげ、失われた命の冥福を祈ら
ずにはおれませんでした。これを見て、神様はいないのではないか。と思いました。
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  「どうするの。こんなにしちゃって。」廻りを見て口をついて出た言葉だった。今思うとあまりにも情けない言葉だが、
街は破壊し尽くされ残骸だけそこに残されていた、人々の生活も、つちかわれて来た文化も、時代の記憶となる様な物も
何も無かった。今まで有ったものが人々の記憶の中だけのものと成ってしまったのだろうか。
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  ここには一面に街があったはず。この惨憺たる景色が何百キロも続いている。高台の足元でトラックがモクモクと動いていた。
子供の頃畑の隅でアリが働いているのを見ていた事を思い出した。雨の度に巣穴は流されたが雨が上がると出て働いていた。
人間に出来ないはずはない。
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  陥没で出来た水たまりの中の残骸に、プーさんがしがみついていた。いつもは優しい笑顔に見えたプーさんだが、
この時の顔には強い意志を見た。「頑張ったね。プーさん」
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  瓦礫の中に目を引くものが有った。かつて、その持ち主に差し出されたかも知れない手はラジコンカーを拾い上げ
そこに置いたのかも知れない。その子は今どうしているのだろう。想像のしすぎだろうか。
  自然に対して我々はあまりにも無力です。国中コンクリートで固めても所詮この程度です。そして自然はとても
非情です。全く無差別に命を奪ってしまいます。そんな非力な我々に何ができるのだろうか?どう生きていく
のか?最大の問いかけをされたのが今回の震災だと思います。私も答えを探して生きていきます。同時に今まで
以上に、人のために何かしようと覚悟した一日でした。

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